【日本語特有?】主語と目的語がない会話が苦手だと気づいた話

2025年11月13日

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私は、すごく外交的というわけでもなく、どちらかと言えばインドア派だ。

読書や映画鑑賞・ゲームなどひとりで出来る趣味が多かったり、ひとり暮らしの時期が6~7年ほどあったりしたため、基本「ひとりで何かをする」ということに抵抗がない。

20代の頃は、ひとり回転寿司やひとり映画館、ひとり日帰り旅行なども行っていた。

 

こう文字にして書くと「人が苦手なのかな?」感満載なのだが、誰かと会話するのもすごく好きだ。

特に、私が詳しくない分野について相手が話してくれるのを聞いたり、その人自身が好きなことについて話してくれるのを聞いたりするのが好きだ。

話を聞いて「これは何に使うの?」「この人はどんな曲を歌っているの?」と質問すると楽しそうに答えてくれて、私も楽しくなる。

 

そんな私が「こっ…この会話難しい!!」と感じたのが、夫&義家族さんたちの会話である。

何がそんなに難しいかというと…

Aさん「あれ やった?」
Bさん「あぁやったよ。ついでに隣にあったやつもやっといた」
Aさん「そっかありがとう」
Bさん「A のもそろそろじゃないの?」
Aさん「この前期限だったからもうやったよ。あれ難しくなかった?」
Bさん「ややこしかった!」

Bさん「そうだ、lenoreさんとこもやった?」
私「…(こっこれは一体何の話なんだ?!)」

こういう主語と目的語が全くない会話が、ものすごく難しい。

 

これをもし英語で言うなら、

A: Did you do ____?
B: I did it. Also did the next one.
A: Oh thank you.
B: Your ____ has a deadline too, right?

おそらくこんな感じの虫食い英作文状態だ。

英語でも「あれ」を(That)oneなどと言うが、これは既出の言葉に使うため、

冒頭から____では、oneも誰についていけばいいのか分からない状態であろう、かわいそうに。

 

日本語特有の、主語と目的語がなくても、文脈や元々の関係性で伝わる会話。

言わずもがな、みなまで言うな、日本語らしい。

全てを言わずに限られた文字数の中に思いを込める、俳句・短歌・詩歌 私は大好きだ。

 

だが、日常の会話、特に重要なことが絡むとなると話は別だ。

なにかの契約・なにかの期限、なにかの申請・なにかの証明、

こういう重要な会話でも省略が起こりがちなのが、私にはハードルが高い。

(先ほど書いた義家族さんたちの会話は車検関係のことだった)

 

ギッチギチの文法で固めた文にする必要はないが、

「第三者でも分かるように」これがほんの少しの優しさなのではないかなと感じる。

 

こんな風に書いている横で、夫がさっk ※×%■ やっt みたんだkど 出来なかったわ 難しいねと言っている。

目的語がない上に、

元気なガソリンスタンドの挨拶「っざした!!」ばりに抑揚がつき過ぎている上に、

口の中でこもってしゃべっているので聞こえない。

 

私にとって日本語会話は、永遠にハードモードなのかもしれない。