【イルミネーション・BGM・人々】11月~12月の街の雰囲気が大好きだという話

私は散歩(歩くこと)が好きだ。
子どもが生まれて以降は、自分の好きな時間に好きな場所を歩くのは難しくなったが、
今でも、徒歩で行ける距離だなと思ったら「歩こうかな」となるし、
買い物ついでにショッピングセンターの中をただただ歩くのも好きだ。
歩いている最中は、いろいろなことをする。
何気ないことを考えながら歩くのもいいし、好きな音楽を聴きながら歩くのもいい。
そして特に好きなのが、街なかの雰囲気を感じながら歩くことだ。
更に言うと【11月~12月の街の雰囲気】が大好きだ。
お店が多い場所・駅が近い場所・住宅が多い場所、それぞれの日常の音や景色がある。
それらが11月~12月になると一律で陽の雰囲気になる。
これはほぼクリスマスのおかげなのだろう。
こちらでは「♪真っ赤なお鼻の~」、あちらでは「♪I’m dreaming of a white Christmas~」、
ありとあらゆるタイプのクリスマスを待ちわびる歌が流れている。
前(先)を見ている感じがポジティブでいい。
街なかの装飾も、赤・白・緑・金・銀…とにかく華やかになる。
イルミネーションは、光っていること自体はどの季節でも同じなのに、冬は特別キラキラして見える。
(もしかしたら11月~12月大好きフィルターがかかっているだけかもしれない🤔)
綺麗なイルミネーションを施している個人のお宅を見かけると、
●そこまで寒くない時期から準備して取り付けて、
●外のイルミネーションの光が引き立つよう、家の中の光が漏れないようにカーテンをしっかり閉めて、
●電力消費が抑えられるとLEDとはいえ、それだけの電気代をかけ、
●前を通る人を楽しませている
こういうことを想像して、利他の精神が素晴らしいなと思ったりする。
「そんなにイルミネーションが好きなら自分でやれば?」となっても、
正直私は「面倒くさい」が勝るので、本当にすごい。
そして何より、街にいる人々が楽しそうなのが好きだ。
私は元々「幸せそうな人」を見るのが好きなので、
●おじいちゃんおばあちゃんと一緒におもちゃ屋さんへ向かう嬉しそうな子や
●可愛い・かっこいい服装で辺りをキョロキョロしながら誰かを待っている人や
●ケーキ屋さんの前で誰かと電話しながら選んでいる人を見ると、
「どうかこのまま皆平和で幸せであってくれ!!」と願わずにはいられない。
もちろん、華やかな街には陽の空気だけではないことも知っている。
子どもの頃、クリスマスイブの真夜中に事情があって帰る手段が見つからず、大雪の街なかを母と二人で「寒いね」と言いながらあてもなく歩いた事があるし(コンビニの店員さんが声を掛けてくれてタクシーを呼んでくれたので事なきを得た)、
年末の連勤続き毎日10時間労働後、シャッターを締めて店の中で締め作業中に、シャッター外から酔っ払った人の陽気な声や大学生の集団と思しきハツラツとした声が聞こえて「あぁ私とは別世界にいる人たちだ」なんて思っていたこともあるし、
陽と同時に陰が存在していることも知っている。
だからこそ余計に「皆平和で幸せであってくれ!」と思うのかもしれない。
「自分が経験して嫌だったことは、他の人にしない(経験してほしくない)」的な感覚だろうか?
私は少しその範囲が広いのかもしれない。
この文章に巡り合って読んでくださった方の1日も、平和でありますよう🙏





