【怒りと叱り】娘の発達外来の先生に「お母さんって怒ることあるんですか？」と驚かれた話
我が家には、知的障害・自閉症スペクトラム・ADHD・睡眠障害をかかえる娘がいる。
こうして並べて書くと、なかなか大変そうだな感満載だ。
実際、なかなか大変だ。
そんな娘が日々の生活を送りやすくなるよう、
薬を処方してもらったりお話を聞いてもらったりしている小児科（発達外来）の先生がいるのだが、
先日定期受診でかかった際、先生にこんなことを尋ねられた。
「ずっと思ってたんだけど…お母さんって怒ることあるんですか？」と。
通い始めて6～7年くらいのお付き合いで初めてだったし、娘ではなく私の話題でびっくりしたが、
よく考えると、
内面的なことを話す場の先生に「お母さん怒ることあるの？すごいなと思って」って言われるのって、私結構すごいんじゃね？
と、ちょっと嬉しい気持ちになった。
私が怒るのは…正直年に数回あるかないかくらいかもしれない。
こう答えたら先生はびっくりしていた。
これは少ないのだろうか？うーん…先生に驚かれるくらいなので、少ない方なのだろう。
その数少ない私の怒りはどういう時に発生するかというと…
●相手やものごとに対して敬意がない時
●相手やものごと対して感謝の気持ちがない時
●それをやっても、何も前に進まないしポジティブじゃない、むしろ鈍化悪化まであることをされた時
（効果や意味がないのにわざわざやる=こちらに嫌な思いをさせたいがためだと私は感じる）
こういう時が圧倒的に多いと思う。
怒りの沸点が低いというよりは「明らかに失礼で敬意がないと感じた時にだけ怒る」という表現が合っているかもしれない。
では「娘に対して怒らないのか？」となるが…娘には「怒る」よりも「叱る」ことが多いように思う。
私の中では、
●今掃除したばっかりのところに娘がお茶をぶちまけた → 床を拭けばいい
●朝起きてからトイレ行こうねチャレンジに失敗した → 寝具を洗えばいい
●作った料理に嫌いなものがあって残された → 1～2口は我慢して食べられたからOK
↑このタイプの出来事には全く「怒り」が湧かない。イライラとかもない。
■「今お母さん掃除したばっかりだからちょっと悲しいな」と言う
■「朝起きてからトイレでしたかったね」と言う
■「頑張って食べられたね」と言う
こういう気持ちの部分はちゃんと口に出していく感じだ。
ただ、
●挨拶をしない
●人のごはんを勝手に食べる
●友達が遊んでいる最中のおもちゃを勝手に取る
●叩いたり引っ掻いたりケガを負わせる・自分もケガをする可能性があることをする など、
↑こういうタイプの、相手やものごとに失礼で敬意を欠く言動をしていたら、「怒る」し「叱る」。
これはあまり頻繁には発生せず局所的に発生するので、徐々に私が怒ることも減ってきたのかもしれない。
…いや、娘を出産する前からあんまり怒らないタイプだったな…🤔😂
うーん…昔から相手の状況を想像したり共感したりするタイプなのもある気がしてきた。
なにせ、突然出てきた大大大大嫌いなゴキブリに対してさえ、
君にも家族がいるのだろう、仲間がいるのだろう、食っていかねばならないのだろう。
気持ちは分かる。
だが頼む、私の世界線とは交わらずに、そちらの世界線でやっていてほしいのだ。
と思っているくらいなのだから。
強敵に対しこんな気持ちになってしまっていては、いけない。
ただ、ひたすらに、殺虫剤を向けないといけないというのに。
（【ゴキブリさんへ】出てこなければ、君もしあわせ、私もしあわせ。）
このままで良いのだろうか、この怒らない性格は？
第三者視点で見たら「もっと怒っていいぞ！いまお前バカにされてたんだぞ！」って事柄が、今までの人生で結構あったのかもしれないな…。
これからどんどんゆるーく歳を重ねていきそうなので、「怒り」に敏感になるのは難しそうである。