【料理番組】目に入るのはおいしそうな料理よりもきれいなフライパン

2025年11月13日

【料理番組】目に入るのはおいしそうな料理よりもきれいなフライパン エッセイ

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私は料理が苦手だ。

何かを作るという行動自体は好きだし、食べるのも好き。でも上手に作ることができない。

私の中で"得意ではないけど、嫌いではない"という絶妙な位置にあるのが、料理だ。

 

こういう苦手な部分を助けてもらおうと、ご飯作りにChatGPTを活用し始めて数ヶ月(関連記事はこちら)。

料理に対して抵抗感がなくなるどころか、

ChatGPTに相談して自分が作ったことがないものを作れるのが楽しくなってきている。

 

こんな私に新たな変化が表れた。それは、料理番組を見るようになったことだ。

 

念の為言っておくと、全く見たことがなかったわけでではない。

「へぇー」くらいの感覚で見ていたり、料理ではなく楽しそうに作る平野レミさんの方を見ていたり、

自分が作る想定をして見たことがなかった、見る観点が違っていた、ということだ。

 

(これは、有名な建築が出来上がっていくドキュメンタリーを見る感覚に近い。

そんな大建築を私が作れるわけもなく、その施工方法や考え方になるほどと思いながら見るあの感覚だ)

 

でも、いまの私は、料理が楽しい。

だから以前よりもかなり主体的に料理番組を見られるし、料理に慣れてきたぶん意味がわかることも多い。

進研ゼミの販促物についている漫画の「分かる…!解けるぞ…!!」ばりに、私の脳内が活性化される。

 

もしかしたらこれ作れるかも…なんて思っていたら…

目に入るのは、傷も焦げもないきれいなフライパン

もうだめだ、意識がそちらにしかいかない。

 

うちのフライパンと大違いだな…皿に滑るように料理が落ちていく…一体なにをすればあれをキープできるんだ?…サラダ油にまず刻みにんにくか…この時点でうちは焦げてるな…このフライパンの情報をくれ…いやもうレミパンを選ぶべきなのか…レミパンこそ正義なのか…!!

などど、どんどん違うことを考えてしまう。

 

こういうフライパンの情報も、私の料理意識を高めるための一手にはなっているのだが、

どの料理番組もフライパンがきれいすぎて「うわぁーすごーい」と気がそっちにいってしまうのだ。

(子どもの頃、怒られてる時に「今日天気いいな…」と他ごとを考えてしまっていたと近いのだろうか?)

 

こうして料理番組を見終えた後、料理の内容についてほとんど覚えていない私が出来上がる。

成長しているのか、停滞しているのか。

でも「料理楽しいかも」という気持ちは変わらないので…これもアリだよね??

 

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ちなみに…

最近好きな料理番組は、NHKきょうの料理 料理研究家・大原千鶴さんと落語家・桂南光さんペアの回。

関西弁の掛け合いがとても耳に心地よくて、料理も美味しそうで、見ていて楽しいので超おすすめ。